波の音を聞いている。波の音しか、聞きたくなくて。今は一人で、一人になりたくて。 人気がない所をわざわざ探した。歩いて歩いて、空と海しか見えない場所に辿り着いた。 適当な防波堤に腰を下ろして、ぼうっと、起こったことを振り返っていた。夜色に染る…
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